昨日のNY株式市場は続伸。「FRBの利上げ継続懸念の緩和」を建て前とする先週後半の買い攻勢の余韻にて買い優勢で寄り付くと、昼頃には33,572ドル(+181)まで上昇。引けにかけては3日で約900ドルの上昇、節目の33,500ドルなどを意識した利確売りに押されたものの、33,400ドル水準では押し目買いが下支え。ナスダックはテスラ、半導体セクターに売りが出て小幅に反落。
NYダウ 33,431ドル +40
□ 本日の展望 : 利確優位もしっかりと
直近2日で700円超の上昇による良識的な利確売りバイアス、今晩のパウエルFRB議長の議会証言前の様子見ムードなどが重石となるものの、テクニカル・市場マインドの良化が下支えとなる直近高値圏での持ち合いが本線。想定レンジは28,050-28,400円。週末のメジャーSQに絡めた突発的な乱高下には要注意。
★ 本日の戦略 : リスクイベント前の過不足調整!
今晩のパウエルFRB議長の議会証言に関しては、2月の日米株安の主要因となった「FRBの利上げ長期化」への言及 → 短期的な調整要因と化す流れを本命視しています。よって、過熱気味に上昇している銘柄や直近の日経高においても低位持ち合いを続けてきた銘柄群のポジション縮小による3割前後の余力確保を優先。
※ アナリストの一部に低PBR銘柄を煽る動きもあるようですが・・・、◎ 西日本FH(7189)のご提案に絡めて低PBR銘柄への派生をおススメしたのは、日経平均が26,000円台前半だった1月半ば。
割安銘柄への投資は、地合い不安定時にこそ効果はあっても、現在のように過熱気味に地合いが良化した後では効率悪化が懸念されます。「相場がいいから何か買いたいけど、怖いから割安株でも買おう」は、攻めているつもりでも腰は引けている矛盾した手法。
(26,000円台前半を見送り)28,000円台になってから本気買いを検討する場合、銘柄選択からして相応の覚悟を持って臨んでください。慎重派の方は待つも相場。
★☆Sラボ銘柄は新規買い対象3銘柄を含めて昨夕の戦略を踏襲。
※ 全体戦略でお伝えしている観点から、★☆Sラボ銘柄は取捨選択、育成と乗り換え準備を急速に進めています。概要は昨夕のコメントも参照ください。
では 本日もよろしくお願いします。
Source: 株研究
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