おはようございます。
昨日のNY株式市場は4日続伸。朝方発表された主要金融機関の決算における「景気の先行きへの不信感」を嫌気して寄り付き直後に33,915ドル(-274)まで下落。しかし、決算内容そのものは良好だった他、1月ミシガン大学消費者信頼感指数が12月の59.7、コンセンサスの60.5を上回る64.6の好内容で着地したため徐々に騰勢を回復。引けにかけては翌日からの3連休を意識して積極的な売り買いが見送られたものの、一日の高値圏で取引を終了。
□ テクニカル : NYダウのテクニカルは右肩上がりの5日線をサポートラインとする上昇トレンドを継続。11月末高値の34,500ドル台が軽め、節目の35,000ドルが強めの上値抵抗帯として意識されます。
【主な政治経済イベント】
1/16(月)NY休場(キング牧師生誕記念)
1/17(火)米1月NY連銀製造業景気指数、決算:ゴールドマン、モルガンスタンレー
1/18(水)米ベージュブック(地区連銀経済報告)
1/19(木)米12月住宅着工件数、決算:ネットフリックス
1/20(金)米12月中古住宅販売
■ NY株展望 : 上昇トレンド継続 ± 景況感
年初からの「債券買い(金利低下)・株式買い」トレードによる堅調地合いをベースとしながら、マクロ指標や企業決算を受けた景況感、FRBの金融政策への思惑などを加減した推移へ。想定レンジは33,800~34,800ドル。
金融機関の決算は序盤のJPモルガンの内容と反応を踏襲する傾向があるため、「中立 ~ 買い材料視」な反応が本線。ネットフリックスの決算もトレンド陰転力は限定的。
NY・FF連銀指数、ベージュブック、住宅関連指標に関してもインフレ鈍化傾向 → 株価の底上げ要因…が予想されます。ただし、供給サイドの正常化によるインフレ圧力の低下よりも、需要サイドの要因 ≒ 景気後退による物価低下の側面がクローズアップされる場合には、11月高値を意識した利確モード入り → 33,000ドル台半ばまでの下振れに警戒したいところ。
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