おはようございます。
週末のNY株式市場は急騰。ロシアによる(実質的なウクライナ制圧完了による圧倒的優位な立場を確立した上での)ウクライナとの停戦交渉に応じる構えを受け、軍事紛争の長期化回避期待が高まり買いが先行。を高めて買いが先行。14時ごろに34,095ドル(+871)まで上昇した後、引けにかけても34,000ドル水準で堅調に推移。NYダウのテクニカルは大陽線での10日線水準回復により、底打ち反騰トレンド入りムードを強める格好。ナスダックも主要銘柄が全面高となって続伸。
【主な政治・経済イベント】
■ NY株展望 : FOMC前のリバウンド相場
FRBの年7回利上げ思惑を警戒した“世界的金融資本のリスクポジション整理需要の高まり”を主要因、ウクライナ情勢の混迷化を“売りの建て前”とした2月半ばからの下落基調は一旦終了。テクニカル良化気配が示すリバウンド基調をベースとしながら、ウクライナ情勢や米マクロ指標を受けた「インフレ動向や景況感の浮沈」、3月FOMC(3/15,16)前のポジション整理需要などを加減した推移へ。想定コアレンジは33,700~34,700ドル。
・ ウクライナ情勢 : ロシアによるウクライナ侵略戦争は、ロシア軍の圧勝で第一幕が終了。ここからは欧米サイドの経済・金融制裁、ロシアとウクライナとの停戦合意などが焦点に。リスクシナリオとしては東西軋轢の拡張による33,000ドル割れに警戒。
もっとも、天然ガスをロシアに依存している欧州サイドの対ロ結束には不安が残り、バイデン政権にとってもお花畑な脱炭素政策とウクライナ問題に起因するガソリン価格の高騰が支持率低下を招いているだけに、大勢としては「なし崩し的なロシア主導の現状容認」 → ウクライナ問題は今後も不定期で弱材料視されるものの、趨勢としては「見て見ぬふり」により軽視化に向かうと予想されます。
・ インフレ動向と景況感 : 重複しますが、エネルギー価格の騰勢によりインフレ動向は悪性を強めながらの継続が本線。マクロ指標に関しては米経済の回復を示す内容がコンセンサスとなっているものの、ウクライナやエネルギーを巡る地政学の新秩序が不透明なままでは「景況感の浮揚」には至らないため、マーケットへの影響は単発的なものにとどまりそうです。
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